スタッフは、介護系、医療系、その他に分けられます。
介護現場で働くスタッフは、身体介護や生活援助などを提供する介護系、リハビリや看護などを提供する医療系、その他に分けるとわかりやすいようです。
一般に、自宅に住む利用者が利用する居宅事業所ではヘルパーや介護福祉士、看護職員や機能訓練指導員などが働きます。
利用者を施設に受け入れる介護保険施設や居住系施設では介護福祉士や看護職員などのほか、生活相談員や医師、栄養士やケアマネジャーなども働いています。
なお、介護老人保健施設や介護医療院、介護療養型医療施設のように医療管理下における介護や看護を重点的に提供する施設には、医師や薬剤師のような医療系スタッフを数多く配置することが求められます。
様々な役割のスタッフがチームでサービスを提供します。
介護とはそもそも、介護用品メーカーであるフットマークの経営者、礒部成文氏が介助と看護を組み合わせて作った造語です。
介護は、高齢者、病人、身体障害者など、日常生活に支障のある人（要介護者）を世話することで、自ら望む行為を自律的に達成させ、社会参加させることを目的としています。
そのため、介護現場で働くスタッフには、直接・間接的な生活援助や身体介護（介護）、機能訓練指導や医療関連行為（医療）、要介護者が生活しやすい環境・空間・機器の整備（その他）など、多様な役割が求められるのです。
