
「介護のサービス」と「介護+医療のサービス」があります。

介護給付におけるサービスは、介護と介護+医療というサービスの内容と、居宅と施設というサービス利用者の居住場所によって分けて理解するとわかりやすいようです。
介護のサービスでは身体介護や生活援助などのサービスが主に提供され、介護+医療のサービスでは医療行為やリハビリ、療養指導などのサービスと介護のサービスが一体的に提供されます。
また居宅サービスは自宅で暮らす利用者に提供されるのに対して、施設サービスは福祉施設や保健施設などに受け入れた(入所した)利用者に提供されます。
なお、特定施設は利用者が入居している自宅であるため、特定施設入居者生活介護は居宅サービスに分類されるので注意してください。
居宅と施設のほかに、地域密着型サービスも提供されます。
地域密着型サービスは、高齢者が住み慣れた地域で継続して生活できるようにするため、2005年からスタートしたサービスです。
地域密着型サービスを利用できるのは、原則として地域密着型施設がある市町村に居住する高齢者です。
地域密着型サービスの事業所は、規模が小さく、受入人数が制限されていて、市町村が事業所の数や施設の基準などを設定しているため、サービスを受けられない地域も存在します。
介護給付における地域密着型サービスには、認知症高齢者向けのサービスや中・重度の要介護高齢者向けのサービスが多くなっています。
なお2016年から、小規模事業所の通所介護も地域密着型サービスに分類されるようになりました。