夜間対応型訪問介護とは何ですか?

3つのサービスを提供する夜間対応型サービスです。


夜間対応型訪問介護とは、夜間帯(18時-8時)にヘルパーなどが利用者宅を巡回して排せつの介助や安否確認(おおよそ30分程度)を行う定期巡回サービス、利用者または家族からの通報を受けて調整・対応するオペレーションサービス、利用者や家族の求めに応じてを受けて随時、訪問して介護する随時訪問サービスという3つのサービスを組み合わせて提供する夜間対応型のサービスです。

夜間対応型訪問介護では、夜間における転倒、転落、急な体調不良への対応と夜間における訪問介護の提供により、要介護者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送れるようにしているのです。

300人に1か所以上オペレーションセンターが必要です。

夜間対応型訪問介護には、通報に対応するオペレーター、定期巡回・随時訪問を担う訪問介護員などが必要となります。

また、夜間対応型訪問介護の事業所の設置にあたっては、利用者300人に1か所以上オペレーションセンターの設置が求められます(利用者と親密な関係が築かれている場合は設置しないことも可能)。

そのため、利用者数が伸びずにあまり普及が進んでいません。そのため2021年度の改正では、オペレーターの要件が緩和されました。

夜間対応型訪問介護は、要介護1以上を対象とするサービスであり、要介護度にかかわらず、1 か月あたり定額報酬と1回ごとの報酬が設定されています。

夜間対応型訪問介護の制度改正と報酬改定

2024年度の制度改正では、夜間対応型訪問介護について「認知症専門ケア加算の算定要件の見直し」が図られました。

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