
医療と介護が連携し、サービスを組み合わせて提供します。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは、ヘルパーなどが 1 日複数回利用者宅を 巡回する定期巡回サービス、通報を受けて対応の要否を判断する随時対応サービス、 訪問の要望に応じて訪問する随時訪問サービス、看護師が訪問して療養上の世話または診療の補助を行う訪問看護サービスを組み合わせて提供する24時間対応型サービ スです。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、在宅で暮らす重度の医療ニーズが高い要介護者を対象としています。
2024 年度には、認知症専門ケア加算の算定要件が見直され、夜間にのみサービスを必要とする利用者を対象とした新たな基本報酬の区分が設けられました。
訪問介護や訪問看護などとは併用できません。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、4つすべてのサービスを一体的に行う一体型事業所、事業所が連携して行う連携型事業所のいずれかで提供されます。
一体型の場合、人員として、オペレーター、訪問介護員、看護職員、機能訓練指導員などが必要です。
また、定期巡回・随時対応型訪問介護看護計画の作成責任者がケ アプランの内容や利用者の状況を踏まえて、サービス提供日時を決めます。
なお、サービス内容が重複することから、訪問介護(通院等乗降介助を除く)、訪問看護(連携型利用時を除く)、夜間対応型訪問介護は、定期巡回・随時対応型訪問介護看護と併用できません。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護の制度改正と報酬改定
2024年度の制度改正では、定期巡回・随時対応型訪問介護看護について「認知症専門ケア加算の算定要件の見直し」「退院時共同指導の指導提供の柔軟化」が図られました。
また、2024年の報酬改定では、定期巡回・随時対応型訪問介護看護について「総合マネジメント体制強化加算の見直し」「ターミナルケア加算の増額」「口腔連携強化加算の新設」「緊急時訪問看護加算(I)の新設」「基本報酬の新たな区分の設定」が図られています。