高齢者を施設に受け入れて、介護サービスを提供します。
居住系施設は、高齢者を施設に受け入れて、介護や看護、リハビリテーションやレクリエーションなどのサービスを提供します。
介護保険施設には、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設といった介護保険施設のほか、介護医療院、特定施設、グループホームがあります。
特定施設はさらに有料老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、サービス付き高齢者住宅（サ高住）に分類されます。
ただし、有料老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、サ高住には、特定施設の指定を受けていない施設も多く、その場合、特定施設入居者生活介護という定額の介護保険によるサービスは受けられません。
サ高住やグループホームの数が増えています。
2018年度の介護サービス施設・事業所調査（厚生労働省）によれば、自宅で暮らす高齢者向けのサービスを提供する介護保険施設のうち、数が多いのはグループホームと介護老人福祉施設、数が増えているのは有料老人ホームやサ高住、地域密着型介護老人福祉施設です。
ただし、費用が比較的高めの有料老人ホームやサ高住は入居難易度が低いのに対して、費用が比較的抑えられている養護老人ホームや軽費老人ホーム、介護保険施設やグループホームは供給が足りていません。
そのため、入居難易度が高く、居住スペースが準個室や多床室の施設も多くなっています。
